美容院で要望をうまく伝える方法

ヘア知識

「やりたい髪をどうやって伝えていいかわからない・・・」

「上手く伝わらなくて失敗してしまった」

そんな経験は誰にでもありますよね。僕ももちろんあります。

しかし美容師さんも一生懸命要望を叶えようとしている、お客様もなりたい自分を伝えている

なのにすれ違ってしまう。そんなの悲しすぎます。

なのでなぜずれが起きてしまうのかを考え、ある一つの結論が出ました。

イメージの共有次第で上手くいく。お客様と美容師の思い描いたヘアスタイルが

ずれるから上手くいかない、逆にこれが出来ていればもう失敗はなくなります。

どういうことなのか具体的にお話していきましょう。

ずれる理由①言葉だけで説明してしまう

言葉だけで伝えると、どうしてもずれます。

↑例えばこの①お客様はいつもこのくらいの長さです

なのでこのお客様からしたら

この長さはちょっと重いとなります。

しかし②のお客様がもともと

この長さだとします。元が③だと②の長さは短いという認識になるのです

しかし元が①だと②は長いという認識になる。

つまり人によって基準はバラバラなんです。

これは長さだけでなくパーマや色も同じ。黒髪の人にとっては明るめでも

ずっと金髪していた人にとっては暗めになる。

じゃあどうすればこの基準を合わせることができるのか?

写真です。

写真を持っていくのが成功しやすいです

インスタなどで気に入ったスタイルをいくつか保存しておきましょう。

言葉だけでの説明は通って趣味嗜好を理解してもらってからにしましょう。

番外編:写真を見せる恥ずかしさ

「芸能人とかイケメンの持ってくの恥ずかしくない?」

その気持ちめっちゃわかります。

その場合はまず口頭で「さらっと山崎賢人みたいな雰囲気好きなんですよね~」

からのその場で検索して見せる。

これなら自然な流れで出したから「あっこいつ山崎賢人用意してたんだ」って思われずに済みます。

いち美容師としてはまったく気にしないですがお客様になると

気になるポイントですのでお伝えさせていただきました。

口頭でいうのすら難しい場合はインスタで似た雰囲気の写真を見つけてお見せしましょう。

ずれる理由② そもそも自分好きな系統と美容師さんの好きな系統が違いすぎる

これもたまにある事例だと思うのですが、かわいいもかっこいいも髪型は主観が当然入ります。

むろん僕もそうです。いいと思うものに共感出来ている美容師さんでないと

本当の満足にはつながりづらいです。

男らしさ前回のフェードスタイルが好きな方と韓国ヘアが好きな方はどうがんばっても

本当の意味で共感は出来ません。

どっちがいいとか悪いでなく、単純に好みの問題です。

気を付けてほしいのは、お店は好きな系統でもイチ美容師の趣味嗜好はちょっと違うってパターン。

こんなこともあるので「このお店雰囲気良さそう!」だけで決めつけず個人のインスタなども

見てから指名するといいでしょう。

美容院をそもそも探し方がわからないよって方は

こちらを見てください。

写真を見せるときのポイント

写真を見せるときは2~3枚見せましょう

なぜ一枚だとだめなのか?ずれが生じるからです。同じ写真を見ても

なるほど、さらっとした雰囲気の髪にしたいのね~

と美容師側が思ったとしても

お客様側は

上の毛は何でもいいけど、このくらい刈り上げてほしい

こんなかんじでずれが生じるので複数枚用意します。

すると。

こんな風に複数枚見せてもらうと

あー上の毛はそんなにこだわりがなくて、とにかく刈り上げてほしいんだ!

といった感じに、かなり確実に伝わると思います。ぜひ複数枚持ち込んで伝えてみてください。

まあリアルにこんな質感の違う写真を複数枚ってパターンはあまりないですけどね。

・2~3枚以上用意する

・一枚だといいと思っている部分がずれしまうかもしれない

もちろん一枚でも何も画像なしよりは遥かにいいです。

今までうまくいかなかったポイント、嫌いなものを伝える

イメージの共有を出来たらさらに細かい部分を知ってもらいましょう。

美容業界ではよくある言葉なので「新規のお客様は他店の失客」

なんて言われています。

引っ越しなどでなければ何かしらの不満があったからこそ、違う店に来ているわけですよね?

前にうまくいかなかった、これをされたのはいまいちだったなどを伝えてみましょう。

ポイントはあまり感情こめて言っちゃうと髪を切ることにネガティブな雰囲気を漂わせてしまい

美容師側のメンタルに支障が出て、クオリティも変わると思うのでそこはご注意を。

いやそんなとこ気にする?って思うかもしれませんがめちゃくちゃ大事ですよ。

例えば会社で大事なプレゼンの資料を作る際、上司に

「今回は前みたいな爪の甘い資料は絶対やめろよ、しっかりいいもの作れよ」

と言われるのと

「お前はわかりやすい資料をいつも作ってくれるから俺も他の仕事に集中できるよ」

と言われるのでは、プレゼンのクオリティ絶対変わりますよね?

人に最大のパフォーマンスを発揮してもらうなら、良いイメージを持ってもらう、心理的安全性を

確保することはマジで大事です。

明るく前向きに「これから良くしていくための話し」というマインドセットで伝えましょう。

松本
松本

前に行っていた美容院をディスる美容師多いですが、前にうまくいかなかった経験があるからこそ、お客様も改善しようと取り組むので大事な過程ですよね。まさに失敗は成功の母。

そしてこれはもちろんいつも通っている美容院でもいえることです。

気になるポイントはちゃんと伝えましょう。

まとめ

・美容師と自分のイメージのずれを埋めることが大事

・そのために画像を複数枚用意する

・されたくないこと、失敗談を前向きに話す

要望をうまく伝えるにはずれを生じない仕組みを作り、イメージの共有を徹底的にする。

書いたことをやらずともこの本質があっていれば、どんな伝え方でもいいと思っています。

皆様が少しでもこれを見ていい髪型に近づくといいなと心から願っております。

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