ドラゴンズの今年の注目のポジションはキャッチャーではないでしょうか。誰が正捕手の座を掴んでもおかしくない現在の状況。結論から言えば、レギュラー確定は全くしていませんオープン戦や練習試合、井上監督のコメントを踏まえて予想をしていきたいと思います。
中日ドラゴンズ捕手一覧
木下拓哉 | 74試合.228(203-41)3本9打点 OPS.565 |
宇佐見慎吾 | 61試合.303(164-46)3本17打点 OPS.752 |
加藤匠真 | 86試合.171(123-21)0本5打点 OPS.412 |
石橋康太 | 11試合.208(24-5) 0本3打点 OPS.522 |
石伊雄太 | ーーーーーーーーーーーーーーー |
山浅龍之介 | 3試合 打席無し |
味谷大誠 | 3試合.000(1-0) |
日渡(育成) |
盗塁阻止率
加藤匠真 32% |
宇佐見慎吾 29% |
木下拓哉 15.6% |
※他選手は情報が少なく不明でした。
去年の成績を踏まえると出場試合数は加藤捕手。打撃成績でいけば宇佐見捕手の打率、OPSは圧倒的な成績を誇っています。木下選手はこれまでの実績を積んでいる選手なので昨年の成績が振るわなかったとは言え総合力ではトップと言える選手だと思います。
井上監督コメント
2/19のドラ魂キング(CBCラジオ)にてアナウンサーの方が正捕手について聞いたところ
「キャリアでは木下、バッティングなら宇佐見、2軍で見てきた石橋も使いたい
迷いもあるけど俺の中では何となく決まっている」
かなり具体的な役割を示すコメント。そしてここにドラフト4位ルーキーの石伊捕手。石伊捕手に関しても
「他の一年目と違い社会人から出ているのもあり落ち着きがある。肩の強さだったりスタートラインに立てている」
とかなりの評価をしているコメント。
ここまでの練習試合、オープン戦(この記事を書いているのは3/3)でスタメンマスクをかぶっているのはやはり名前の出ている木下、宇佐見、石伊、石橋の4人。練習試合、オープン戦のスタメンになっているのは木下3試合、石伊4試合石橋1試合宇佐見1試合で、これを踏まえると開幕捕手は、木下、石伊の一騎打ちになってきているかもしれません。
石伊捕手の魅力

石伊捕手の魅力は何と言っても自慢の肩。かなり練習試合でも盗塁阻止を連発しています。相手の機動力を阻止したいのであれば石伊捕手を使う方が賢明でしょう。またメリットとして1年目なのでリードの傾向などが読みづらいというのもあります。
木下捕手の魅力
長年ドラゴンズで実績のある木下捕手なのでいまさら言うこともないかもしれませんが、打撃とキャッチングの上手さとキャリアでしょう。二桁本塁打を記録したこともある長打のある打撃と、ミットがぶれないフレーミングの上手さは素人が映像を見てもわかるため投手もかなり投げやすさがあるでしょう。
長年の積み重ねがものをいうポジションなので実績のある捕手がどんと構えることでの投手のポテンシャルの発揮という観点でも木下捕手に勝るドラゴンズの捕手はいないかなと思います。
そして一番の注目ポイントは木下捕手の2023年の骨折の影響です。20251月のドラ魂キング(CBCラジオ)のインタビューにてこんなことを言っています。
「やっているときはもちろん言い訳にもしたくないしあれですが、シーズンに入っても僕は親指のつけ根を骨折していて、その辺の機能を戻させるリハビリじゃないですけどそういうのを継続してやっていた。夏ごろから打つ方も守る方も思い通りいき始めた。骨折なので神経だったり細かい部分が1年くらいかかるのは仕方ないので、でも8月からは調子が戻ってきたので継続したい。」
現役選手なので思ったまま言えず少し回りくどいような表現になってしまっていますが、要するに骨折の影響で盗塁阻止率も打撃成績も奮わなかったということです。本人は出ている以上そんな言い訳はしたくないと思うので、こんなまんま言うことはないと思いますが、8月9月は打率.322(59-19)という結果だったため、まぎれもない事実でしょう。
結果木下捕手?
打撃、守備、経験、以上のバランスから木下捕手になる確率がやはり高いのかな?と感じました。とは言えオープン戦もまだたくさんあります。ここから石伊捕手がバッティングでのアピールを出来れば、まだまだありますし、今後のオープン戦の活躍が楽しみです。
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