中日・加藤竜馬投手に戦力外通告 野手として育成再契約へ 転向の打診は「夏場に井上監督からありました」:中日スポーツ・東京中日スポーツ
中日は29日、加藤竜馬投手(25)と来季の契約を結ばないことをナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で通告した。加藤竜は報道陣の取材に対...
2024年ドラフトで加入した加藤竜馬投手が戦力外通告、育成再契約と同時に野手転向を目指す方針が明らかになりました。
なぜ打者転向?
まだ一年目の段階で打者転向はかなり思い切った決断です。
加藤竜馬選手「(球団からは)いったん育成に落ちて、これからは野手としてやっていてほしいと言われました。(野手転向の打診は)夏場に井上監督から話はありました」
かなり前から打診されていたようです。大卒社会人選手なので1年目ですが25歳の選手。即戦力としての活躍をある程度期待していたと思いますが、一軍登板はなくファームでは9試合のみの登板に終わり防御率6.48、whip2.40。このままだと厳しいという首脳陣の判断が下されたのではないでしょうか。
リリーフ右腕
現在一軍主力のリリーバーは右腕だけでも、藤嶋、清水、勝野、松山、岩嵜、祖父江と勝ちパターンに入れてもいいような選手が5人もいる状況。ここに左腕の橋本、斎藤、福。ここを割って入るのは容易ではありません。かといって将来に期待して上記の選手が衰えたときに!というほどの加藤竜馬投手は猶予はありません。
ここも大きい要因ではないでしょうか。
野手ポテンシャル
加藤球団本部長のコメント
「打球速度が180キロくらいあって、ドジャース・大谷並だという話があった。両打席でスタンドに入れられる。投手よりも打者の方が可能性があるという判断。年齢も25歳だし、ここで変わらないと」
との事。コメントだけでこの180キロに関するデータは出てこないのですが、それだけ強く振れるポテンシャルを持っているということですね。
井上二軍監督
現在は一軍監督になりました井上監督ですが、現役時代は実は投手から入り3年目に外野手に転向しています。そんな井上さんなだけに自分にも重ねながら広い視野で加藤竜馬選手が活躍できそうな提案をしたのかもしれないですね。
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