絶好調のドラゴンズ。実は好調の要因の一つとして四球の少なさが顕著なんです。10試合以上やってこの少なさは少し異次元ですね。
今シーズンドラゴンズの先発投手の与えたフォアボールの数
イニング | 四球数 | |
柳 | 12 | 1 |
小笠原 | 14 | 0 |
涌井 | 12.1 | 0 |
メヒア | 12 | 2 |
梅津 | 6 | 1 |
松葉 | 5.1 | 2 |
大野 | 5 | 0 |
全員足して6四球。いやこれすごすぎます。決して長いイニング投げていないわけでもないですし驚異の数字です。
今中慎二臨時コーチ
中日が昨季セ最悪だった四球数減へ…「最初は甘いところ投げるとか」キャンプ臨時コーチ・今中さんが思考法伝授の考え明かす:中日スポーツ・東京中日スポーツ
2月の中日春季キャンプで臨時コーチを務める今中慎二さん(52)が13日、四球を減らすための思考法をレクチャーするという考えを明かした。...
実は2023年のドラゴンズは四死球ワースト1位の445。良い投手陣はそろっていても四死球は多かったのです。それはなぜかと言えば得点が取れないから。得点が取れないがゆえに、一点も与えてはいけないという守りの気持ちが強くなりすぎて結果ストライクゾーンで勝負しづらくなってしまった。当然フォアボールは増えます。
そこでキャンプで臨時コーチを務めた今中慎二さんがゾーン勝負、四球を無くしていこうという意識を投手全体に教えたそうです。
リーグ全体
その結果四球数は15(4/11現在)で12球団最少の四球数。見事な改革の結果が出ています。ワースト1位はヤクルトで35。実に20もの差が出ています。
飛ばないボール?
今年は本当にホームランが少なく投高打低(とうこうだてい)のシーズンです。(まだ4月ではありますが)代表的なところでヤクルト村上選手、DeNAでは強靭なクリーンアップ佐野選手、牧選手、宮崎選手がまだ0本塁打。これはさすがに異常だと感じざるを得ません。
ちなみにドラゴンズは中田選手、細川選手以外はホームラン出ていません。この飛ばないボールが春から取り組んでいるストライクゾーン勝負にはまっているのではないかと考えられます。ヒットや長打が出づらい現環境で四球を出してしまうことはかなり命取りになるのかもしれません。
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