9/18阪神戦試合後の監督談話で辞任を発表しました。ミスタードラゴンズと言われる一番のと言ってもいいくらいのドラゴンズのレジェンドがこうして去るのは悲しいですね。しかしそれと同時に2年連続最下位、3年目も最下位が危ういともなればやむを得ないでしょう。
野手コメント
中田翔
「僕自身はふがいない1年になってしまい、申し訳ないという気持ちが強い」「監督のもとで野球がやれたのは幸せなことでした」
細川成也
「クビ寸前だった身ですし、そんな僕をドラゴンズで拾っていただいて、監督に使っていただいて感謝しかない」
「2023年開幕前(ブレイク前)立浪監督から…いくら三振してもいいから思い切って振っていけと言われ(そのおかげで)小さくならずに自分のバッティングができた。監督に使ってもらって今の自分がある」
福永祐基 (今後に向けて続けていきたいことを問われ…)
「バッティングの細かい部分だったりそういうところをしっかり続けていきたい」「厳しい声をかけられることもあったが優しく接していただいた」
石川昂弥
「就任当初から目をかけていただいた。チームも自分も期待に応えられたとは言えない。そこは悔しい」
「一軍で使ってくれたのも立浪監督で、結果が出なくてもやり続けることが大事っていうのが印象に残っている」
村松開人(立浪さんからかけられた印象に残る言葉)
「しっかりやればものになると言っていただいたことが僕の中ではすごく大きかった。そうなるように走塁、バッティング、守備いろんな面で頑張ってきたので、僕の中で励みになること言葉かなと思います」
田中幹也
「立浪監督でなかったら、そのまま指名漏れしてプロ野球に入っていなかったと思います。感謝しています」「力のない自分をここまで使っていただいて、少しは成長できたと思う。結果を出して恩返しできるように頑張ります」
C・ロドリゲス「日本に来てアドバイスもたくさんくれましたし、開幕1軍で使ってもらった。すべてのことに感謝したい」
投手
清水達也
「三年前は一軍で一試合しか投げていない選手だったのに、いきなり勝ちパターンとしての起用をし続けていただいて、本当に感謝しかない」
高橋宏斗
「僕が投げた試合で、こういう形で発表されてしまうのは、すごく責任を感じています。もう少し僕自身も何かできたんじゃないかという思いはここ3年間ある」
「(僕が一軍で一回も投げていない時に)全く実績のない僕を春季キャンプから1軍に抜てきしてくれて、開幕ローテーションで投げさせてもらったときには結果は良いから一年間回ることだけを考えろと監督から言ってもらったことは今でも覚えている」
「僕は立浪監督に育てていただいた選手」
R.マルティネス「今年はこうやって結果を出すことができてうれしい。今でも、監督には永遠に感謝しています」
首脳陣
井上二軍監督「元気な若手を育て、戦力になる選手を(1軍に)上げることが仕事。2軍監督として、もう少しできることがあったのではという思いが強い。力になれていなかったという責任は感じています」
加藤球団代表
「基本的な方針は若い選手を1人でも多く一人前にしたい、と。みなさんもそう感じていると思います。その方向性については、まったく間違っていないと思います。若い選手を一人前に育てるのはそう簡単にはいかないな、というのが僕の実感です」
ファンと違う温度感
と、まあ各々の気持ちをまとめさせていただきましたが
「あれ?ファンと温度感違くね?」と思いました。選手一人ひとりは個々に責任を感じていて監督批判どころか、自分のせいで監督が退任になってしまった…と自分を責めているようなコメントが多く感じます。もちろん批判的なコメントは公にあったとしても出来ないのはそうですが…
しかし考えてみればそうですよね。開幕スタメンの名を連ねたロドリゲス選手も当時のファンの声は「なんでオープン戦打撃でも結果を残していた村松じゃないんだ」と言われてしまっていましたが、(もちろんその批判は数字で明らかな差があるので当然ともいえます。)
ロドリゲス選手からしてみれば「こんな数字の中期待して使ってもらって結果を出せず監督が批判されるのは本当に辛い」といった感情になるでしょう。さすがに「なんで俺を使ったんだ!采配おかしいだろ!」とはなかなか選手は思わないですからね。つまりファンと選手は立場が全く違うので別に同じ気持ちである必要はないのかなと思っています。
ただ一つだけ同じなのは優勝したい。これだけは同じ方向を向いているでしょう。そう思えば結果を残せなかった立浪監督の辞任は辛い部分もありますが勝負の世界として必要な決断だったでしょう。立浪監督にはほかの形でドラゴンズに残ってもらえたら嬉しいですね。まだ試合は続きますが、ひとまずお疲れ様でした。
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