草加投手について

ドラゴンズ考察

中日ドラゴンズドラフト1位草加勝投手。大卒即戦力右腕として指名を受けましたね。ざっくりいうと草加投手はスタミナがあり先発タイプで打たせて取るコントロールの良い投手です。 ここから詳しく解説していきます。

どんな投手?

ストレートMAX153キロの右投げ右打ち182センチ72キロ オーバースローの右腕。

球種はチェンジアップ、カーブ、ツーシーム(亜細亜ボール)、スライダー。

武器は本人のコメントでコントロールとストレートの威力、球数がかさんでもばてないスタミナだそうです。長いイニング投げれるのはとても心強いですよね。

映像を見た感じ体の線は細いですがストレートは糸を引くような伸びを感じるとてもいいものを感じますね。変化球はどれかが圧倒的というより、多球種投げ、的を絞らせず打たせて取るタイプ(大学通算奪三振率6.10)なのでバンテリンドームで抑えやすそうな、とてもドラゴンズっぽい投手だなと思いました。

ざっくりドラゴンズの選手に例えるなら柳投手のコントロールに仲地投手のみたいなまっすぐの強さの柳と仲地を足して2で割った感じの素材。仲地選手も亜細亜ボールのようなシンカー気味のツーシーム投げるんですよね。

大学2年までは登板は1試合のみ

大学1年
大学2年1試合0勝0敗0・001回
大学3年:秋7試合2勝0敗0.2931回1/3
大学4年春9試合6勝3敗1.52 71回
大学4年秋8試合5勝3敗1.42 63回1/3
草加投手大学4年間大会成績

草加投手なんと大学3年生の秋まで中継ぎで一試合のみでほとんど登板がありませんでした。3年の秋って結構終盤ですから諦めなかったのがすごいですね。なぜ急に覚醒したのか?中日スポーツの記事によると

2年の夏に生田勉前監督から掛けられた言葉で野球人生が変わった。「最初はオーバースローだったんですけど、『少しリリースを下げてみろ』と。そうしたらだんだん体をしっかり使えるようになってボールのキレ、スピード、コントロールがすべて良くなった。

https://www.chunichi.co.jp/article/796775?ref=spo_top_pc_mainnews 

2年の途中投球フォームを変えたことで本来のポテンシャルが引き出され開花したとの事。和田コーチの細川選手への指導みたくやはり変化をくわえるだけで覚醒のようなことはあるんですね。なので肩を大きく消耗していないのもかなりプラスポイントですしまだまだプロ入り後も伸びそうな期待が持てますね。

高校時代は西純也の控え投手

高校時代は創志学園で阪神の西純也選手と同期。西純也選手がエースでその控えの投手を務めていました。高校時代から草加投手もプロ入りを目指していたので、目の前で身近な西がプロ入りしたのはとても悔しく、西純也選手はプロ入り後もライバルとしてかなり意識しているそう。

同じセ・リーグで投げ合いが実現することはありえるのでここはかなり注目のポイントですね!

ドラゴンズに多い母子家庭

立浪監督や柳投手、大野投手と同じく草加投手も母子家庭で育ったようです。その中でお兄さんも草加投手自身も大学に行かせてもらったとのこと。

「小さい頃からずっと女手一つで育ててくれた母親にはやっぱり感謝しているので。一番に伝えたいと思います」と話すと、「優しくもあり厳しくもある。尊敬できる方だと常に思っている。兄と自分は大学に進学しているので金銭面ではきつい思いをしたのかなと思うので、楽にさせてあげたいなという思いはずっとありました」

https://www.chunichi.co.jp/article/796775?ref=spo_top_pc_mainnews

女手一つで育ててくれた母親への感謝の気持ちで、プロに入って稼いで楽にさせてあげたい…それをまずドラフト1位入団という結果で返せたということですね。

いや本当に立派ですね。家族のこういう秘話には本当に弱いです。柳投手も小学生6年の頃にお父さんが交通事故で急に亡くなり、ショックを強く受けた母親の代わりに子供ながら喪主をつとめ、「家族を守る」とお父さんに誓い、その後ドラフト1位で入団。そんな感動エピソードを思い出してしまいました。

ぜひとも大活躍を遂げお母さんを喜ばせてほしいですね。

指名の瞬間の動画

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