中日獲得!打撃型内野手 佐藤龍世を徹底分析

1.佐藤龍世選手成績

年度 試合 打席 打率 本塁打 打点 出塁率 長打率 OPS
2019 52 63 .220 2 7 .258 .424 .682
2021 51 129 .214 0 6 .231 .273 .504
2022 37 106 .115 1 4 .167 .175 .342
2023 91 257 .263 3 16 .330 .378 .708
2024 93 345 .244 7 34 .330 .390 .720
通算 324 900 .227 13 67 .316 .338 .654

一軍で2年連続250打席以上の打席に立っていて、OPS.700超え。これは2024年のドラゴンズだと

以下の5選手:

  • 細川成也 (.846)
  • 福永裕基 (.789)
  • 宇佐見真吾 (.752)
  • 石川昂弥 (.702)
  • 川越誠司 (.701)

去年のこの5選手くらい打撃力を期待できるという事です。

1️⃣補強した理由  3塁が総崩れ──レギュラー候補3人同時離脱・不振

名前状況ソース
石川昂弥開幕4番も 13試合で二軍落ち(打率.160/0本)hb-nippon.com
高橋周平6/11 楽天戦で交錯し肩~肘を負傷、長期離脱へhochi.news
福永裕基5/28 ヘッスラで左手首骨折 → 監督「相当かかる」sponichi.co.jpnikkansports.com

長打を期待できる日本人内野手が一気にゼロになりました。高橋周平選手、福永選手は早くても8月9月にはなりそうなケガで、石川選手はケガではないもの本来の打撃の良さを取り戻すのには時間がかかりそうです。


2️⃣ 助っ人の誤算――カリステ & ボスラーが打てない

選手打率OPS本塁打打点
カリステ.234.588110
ボスラー.205.600312

「長打力、得点力が欲しいポジションの外国人勢」がOPS.600前後では、得点力が上がるはずもありません。


3️⃣ 得点はリーグ最少、12球団でも下から2番目

順位チーム得点(6/15時点)
11位中日149
12位ロッテ133

セ5球団はもちろん、パでもロッテ以外は150点超え。
つまり**“ほぼ12球団最下位”**の得点力がドラゴンズの現実です。これは皆さんも周知の事実だと思います。


4️⃣ だからこそ「打てる三塁手」佐藤龍世に白羽の矢

  • 2025年のファーム成績は:41試合 打率.324/出塁率.402
  • 1軍通算OPS .708(2023)、.720(2024)と近年は改善傾向
  • 二塁・三塁でUZR合計+10前後と守備も平均以上

現在ファームの首位打者であり、去年(2024年)の4月ごろのファームで無双していた福永選手をイメージすると近いかなと思います

「長打より出塁・ラインドライブ型」なので
→ バンテリンドームでも数字が落ちにくいタイプで大きく期待できます。


5️⃣ なぜ佐藤龍世は放出されたのか?

── 遅刻の件は“きっかけ”に過ぎなかった可能性

視点内容ソース
3月オープン戦札幌遠征で集合時間に遅刻 → 飛行機に乗り遅れ → 三軍降格東スポ
トレード発表球団関係者は「懲罰ではなく、本人希望による移籍」と説明東スポ
フロント評価過去にも軽率な行動・遅刻癖があり「信頼度が低下していた」との報道あり東スポ

実は「トレード=懲罰」ではない。

遅刻の件が報じられたことで「懲罰トレード」との声も上がりましたが、今回の移籍は本人希望によるもの。3月の三軍降格で処分はすでに済んでおり、球団も「リセット済み」という立場です。

とはいえ、フロントからの信頼が揺らいでいたのは事実。その積み重ねが構想外に近づいていた要因と考えられます。ただ情報元が東スポなのでちょっと信ぴょう性の怪しさはあります(笑)

西口監督との関係性にヒビ?

佐藤選手は移籍後、自身のInstagramで西武球団への感謝は綴ったものの、西口監督への言及は一切なし。この点はファンの間でも話題となり、監督との距離感や信頼関係の薄さを示唆しているとの見方もあります。


実績ある外崎の三塁固定が追い打ちに。

2024年シーズンから外崎修汰が三塁固定起用され、佐藤龍世の出場機会は激減。打てる実績ある内野手が三塁に固定される中で、佐藤はベンチに置きづらい存在となっていました。そして年齢の若い山村選手の台頭もあり優先しづらい存在になってしまったと考えられます。

記事にならない素行不良?

とは言え遅刻だけで実績のある選手がこんなに起用が悪くなるとも思えないので、表に出ていないなにかがあるのかも・・・?

🟩 最後にまとめ

トレードの背景まとめ
・遅刻による評価ダウンは事実だが、移籍はあくまで本人希望
・西口監督との関係性にすれ違いの可能性あり
・三塁には外崎が固定 → 出場機会が減少
→ 結果的に中日にとっては“必要な補強”、西武にとっては“整理”の意味合いもあるWin-Winトレード

西部ファンにとっては外崎選手打撃の調子が良いわけではないので不満はあると思いますが、起用に困っていた西武フロントと打てるサードファーストが欲しかったドラゴンズの思惑が一致したのは間違いないでしょう。今回ドラゴンズは岩嵜選手を金銭トレードで放出しており、そのお金で佐藤選手を獲得した。

つまり、豊富な中継ぎを出し、足りない強打の内野手に変えた、実に賢い補強だと捉えています。次は西武フロントがその金銭を使い、足りないピースを埋めてくれるめどが立っているのかもしれません。

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