ドラゴンズファンの皆さん。打てない打てない言うておりますが、今年は投高打低のシーズンです。類を見ない打低です。セ・リーグが特に防御率一点台の投手が7人という異常事態です。(6/26現在)ドラゴンズだけが打てていないわけではないのです。なので数字を冷静に見て本当にドラゴンズが打てないチームなのか検証していきましょう。
打率
まず打撃指標と言ったら皆さんおなじみなのは打率ですよね!ドラゴンズの打率は.231これはセ・リーグ5位です。最下位は阪神の.216。低いですが現在首位の広島も.238なので、打低シーズンとしてはそれほどドラゴンズ基準で言えば絶望的な数字ではないのではないでしょうか。
ホームラン
次に気になるのはホームラン。2023年のドラゴンズのホームラン数は71本でワースト2位の阪神が84本なのでダントツのワースト1位でした。今年はというと・・・
1.ヤクルトスワローズ | 50本 |
2.DeNAベイスターズ | 38本 |
3.読売ジャイアンツ | 34本 |
4.中日ドラゴンズ | 29本 |
5.阪神タイガース | 28本 |
6.広島カープ | 27本 |
セ・リーグ4位!おお意外と健闘している!細川選手に加えて今年はカリステ選手がすでに6本打っているのが前年と違うところでしょうか。ただ現在約70試合終えてシーズンのおよそ半分が終わったところで30本以下が3球団。
単純計算で言えば中日、阪神、広島は年間60本程度のペースなので去年のドラゴンズよりも少ないペースです、3球団がこれはやっぱり異常な事態です。ドラゴンズが奮闘して4位というよりかは、投高打低で周りのチームが落ちてきた→ドラゴンズはさほど変わらないという結果の4位。しかし明らかにボールが飛ばない今シーズンの中で去年と大きく変わらないのはポジティブポイントでしょう。
気になる得点
「いやいやもうそういうのいいから得点教えろよ」そんな声が聞こえてきます。はい、もったいぶらず得点の順位出していきましょう。
球団 | 得点 |
---|---|
1.ヤクルトスワローズ | 241 |
2.DeNAベイスターズ | 227 |
3.読売ジャイアンツ | 194 |
4.広島カープ | 192 |
5.阪神タイガース | 190 |
6.中日ドラゴンズ | 164 |
はい、ゴリゴリの最下位です。ホームランや打率は他のチームと均衡していましたが、得点は見事なまでの最下位。さらに言えば得点圏打率.204もワースト1位、出塁率も.283でワースト1位、四球数168、代打率.168でこの二つはワースト2位。長打率.312、OPS.595もワースト2位。打撃指標を見るとやはりマイナスは大きい・・・
阪神タイガース
ただ打率、OPS、長打率、安打数のワースト1位は今年は阪神タイガースなのです。ただ阪神は224個の四球がありドラゴンズよりも56個の四球数があります。そして得点圏打率も.234とドラゴンズと3分近く差があるので、これだけ安打が少ないにもかかわらず得点190とドラゴンズの164との差が26点もあります。
阪神は失点も186とドラゴンズと214と比べ、28点もの差が開きます。つまりドラゴンズよりもちょっとだけ点の取り方が上手く、投手が強化されたのが阪神タイガースです。今よりもうちょっと点とって、もうちょっと抑える、この阪神のような戦い方が出来るとドラゴンズの3位以内が射程圏内に入るのではないでしょうか。
具体的なところで言えば、岡林の復調、細川の後の5番打者、先発陣の柳、梅津、メヒア、大野らの安定性この辺りが躍動してこないと厳しいといえるでしょう。
いやあしかし打てないねえ…。
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