12月22日アレックス・ディカーソン外野手(33)を中日ドラゴンズが獲得したと報道が正式にありました。年俸7千万。ディカーソン選手はどんなタイプの選手なのか気になりますよね?結論から言うと中距離打者のアルモンテ選手やルナ選手と似たタイプだと思います。詳しく見ていきましょう。
選手タイプ
190㎝104キロの大きい体格ですがミート重視の中距離タイプ。
大リーグ通算339試合、打率2割5分5厘、40本塁打の成績を残した。
なぜ大砲じゃないのか?
アキーノを見て、いや全球団を見ても現在の外国人助っ人はホームランをバカバカ打てる選手はかなり少なくなってきています。つまりメジャーで少し出場機会が減っているクラスの大砲をとっても活躍できる可能性が低いのが現状のNPBでだからこそ投高打低と言われています。
パリーグに関しては特に顕著で2023年の本塁打王は26本。それだけ日本の投手のレベルが上がっていて、だからこそ山本由伸投手や大谷投手も大型契約を勝ち取れているとも言えますね。
そんな現状を踏まえ立浪監督は「三振は極力少ない方がいい。コンタクト力があって10本から20本を打ってくれる選手を」と話し、具体例としてルナを挙げていた。ルナが来日する前のメジャー通算三振率(三振数÷打席数)は1割8分3厘。ディッカーソンは2割3厘。数字をみてミート力の高い選手が活躍できると踏んだのでしょう。
実績
MLBでの通算成績 339試合.255(902-230)40本132打点 204三振
やはり数字を見てもミート重視なバッティングですね。しかしこれだけメジャー経験がある33歳の選手を7千万で獲得できたのは良い補強ですよね。
ポジション
メインはレフトです。外国人らしく…と言っては何ですが守備は少し不安があるようです。
あだ名
ディッカーソンの米球界での愛称は「Grandpa」(おじいちゃん)。メジャー時代多数のケガをされたことからついたあだ名のようなので、これは少し不安ですね。ミート上手くてケガしがちってやっぱりアルモンテっぽいなーとか読んでて思いました。
獲得経緯
現在ドラゴンズの投手コーチを務める大塚晶文さんがパドレスのコーチを務めていた際2019年に知り合っており、そこから今回ドミニカ共和国で再び助っ人を探すとなった時に声をかけたそうです。ということはある程度人柄なども知ったうえでの獲得ですから信頼できそうな選手ですよね。
選手枠
ディカーソン選手が入ればこれで支配下65人。(マックス70人)そして岩崎翔投手が開幕前支配下濃厚なので66名と仮定してもよいでしょう。ここから育成の選手のシーズン途中支配下、外国人獲得、トレードなどにも対応できるようにしたいので大体開幕は65~67人くらいで迎えます。
よってドラゴンズの今年の補強はこれで終わったと言ってもよいでしょう。
ファンの感想
良い補強だなと思いました。開幕前の今だと「えっ外野?大島岡林、細川、鵜飼、ブライトとかもいるのに外野いるのかな?」とか思っちゃうんですがそんな全員が全員」活躍を期待できるわけではないので(けがなどもありますし)これくらい厚みを持たせるべきなんだろうなと思います。
実際去年もアルモンテ、アキーノと獲得しましたが戦力になったとは言えない成績でしたしねー。そしてコンタクトが上手い選手との事なので岡林選手、大島選手(ブライト)?あたりでランナーをためて中田選手、ディカーソンとクリーンアップで並んできたりすると得点につながりそうで期待が持てそうです。
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