山川FA、和田毅、甲斐野人的保障問題

ドラゴンズ考察

今話題騒然の山川選手の人的保障問題。結果としては人的保障として甲斐野投手が西武に移籍することが決まりました。大ベテランのソフトバンク和田投手が人的保障と報道された後、甲斐野投手という正式発表があったことから、大きな波乱を呼びました。 波乱を呼んだ理由は3つあります。ベテラン和田投手をプロテクトしていなかった疑惑のソフトバンク球団と、報道後に選手を変えてしまったのでは?というFA人的保障制度の問題、そしてプロテクト外の選手の情報が漏れてしまったという3つの点です詳しく見ていきましょう。

時系列

山川選手移籍決定→人的保障和田投手というニッカンの報道(非公式)→ホークスファン激怒→人的保障は甲斐野投手獲得公式発表→ファンの反応を見て両球団で話し合い変更した疑惑→一度決めたのに反応で変えるなんて制度としてどうなんだ!と問題視

ざっくりこんな感じですかね。問題がありすぎてごちゃごちゃしてますので整理していきます。

和田投手をプロテクトしていなかった疑惑

昨年もベテランながら8勝し、メジャー挑戦でチームを離れたものの古巣に戻りずっと活躍し続ていたチームの顔、象徴といってもいい和田投手をプロテクトしていなかったかもしれない。真実はもちろんわかりませんがこれは当然ファンのヘイトを買います。

※プロテクトとはFAで人的保障となった際相手チームに獲得されないように28人だけ選手を指定できる制度のことです。

ホークスの理屈としてはおそらく、若手有望株の選手を奪われたくなかった。そうなると1軍選手をプロテクト外さなければいけない。そして和田投手はいくら大投手といえど42歳、そして推定年俸も2億円。ここはリスクも大きいので取らないだろうと仮定。しかしそこを狙い獲得しようとしていた。

チームに貢献していた選手を、不祥事疑惑のあった選手獲得の保障となればそれはファンからしたらたまったものではありません。ソフトバンク球団編成は、チームの戦力強化と同時に応援してくれているファン目線に立てなかったことが問題視されているということでしょう。

しかし人的保障が和田投手だったかもしれないというのは公式発表ではないので事実は不明です。ですが人的保障の選手の獲得が誤報で出るというのは野球ファン歴20年の僕もあまり聞いたことがないので真実身が増しています。

FA人的保障制度

問題点2つ目はFAの人的保障制度です。1軍に一定の期間いると他球団にいける権利、FA権を取得できるのですが、Bランク以上だと人的保障が発生します。ランクの決め方は年俸です。チームの中で年俸10位以内だとBランクになります。

山川選手も当然10位以内なので、この人的保障が発生しました。問題なのはこの人的保障制度が球団同士での話し合いになってしまっていること。NPBが仲介に入らず決めてしまっていることなのです

なので今回のように「えっごめんプロテクト外だったけどファンが文句言うから和田は何とか勘弁して!代わりに甲斐野出すから!」といった後だしじゃんけんのようなことが起きてしまうわけなんです。

NPBが仲介に入れば、一度出したプロテクトリストは変えられないですし、西武も和田投手を指名したらそこから変更などは絶対に出来ないですからね。※あくまでこの記事は本当に和田投手を獲得予定だったという仮説で書いています。

プロテクト外の選手が漏れていた疑惑

【西武】球界ザワついた〝山川穂高移籍〟のウラ 甲斐野央以外に挙がった人的補償候補3人(東スポWEB) - Yahoo!ニュース
 西武はソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手(32)の人的補償として、甲斐野央投手(27)を獲得したと11日に発表した。この日は西武球団が和田毅投手(42)を指名したとの一部報道が流れ、大きな波

こちらも真意は不明ですが、和田投手の他に、三森、柳町選手もプロテクト外の選手になっていたという報道がありました。三森選手も柳町選手もクライマックスシリーズでスタメンで出ていた主力選手です。

真偽はどうあれ、一軍でバリバリ出場してたのにプロテクト外というのは選手にとってはかなりショックでしょう。デリケートな情報なので本来漏れてはいけない情報なのですが今回噂とは言え出回ってしまっています。

甲斐野投手

そして何と言っても正式な移籍が決まった甲斐野投手。今シーズンも中継ぎ投手として46試合に登板し防御率2.53と活躍を見せている選手で正直プロテクト外になるような選手ではありません。

このことから、元々はプロテクトされていたが和田投手獲得でごねてきたソフトバンクが代わりに甲斐野という1軍級の投手を渡すというので話がまとまったのではないかと噂されています。

甲斐野投手の気持ちが一番複雑ですよね。「えっおれそこそこ活躍してたのに保障移籍?和田さんじゃなかったの?反感食らったからってなんで俺がその犠牲に?いや西武が嫌いとかそんなわけじゃないけど、ソフトバンクにいたかったわ!」

といった心情なのではないでしょうか?さすがに移籍した張本人には事情を説明しているでしょうが、そもそも和田投手移籍が完全誤報だとしてもどうしてもあれだけ話題になれば2番目に選ばれたという見られ方になってしまうのでいい気分はしませんよね。

まとめ

今回の件の謎は、人的保障選手が誤報されるという世にも珍しい現象。FA制度はNPBの制度なのに球団同士でのやり取りしかなかったということ。そのあと獲得になった選手が一軍級の投手であること。

これらの情報から、噂通り最初は

保障は和田投手→反感を食らい再び球団同士で交渉→西部「とは言ってもプロテクト外にしたのにくれないなんてずるい!」→ソフトバンク「だよね。その代わりプロテクトだった甲斐野でどお?いい選手だしここで折り合いをつけない?」→西部「いや甲斐野くれるなら…そりゃこちらとしてもありがたい」

という流れが筋が通りやすいですよね。プロテクトは口外禁止で発表できませんので真実がわかることはありませんが、甲斐野投手、和田投手、山川選手、活躍を期待しましょう、ファンなのであれば変わらず応援していきましょう。

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